株式会社メトロレールファシリティーズ様の計測サービス「MetroLiDAR(メトロライダー)」を紹介する3DCG動画を制作しました。展示会のブースで流すことを前提に、鉄道トンネルや駅での計測を3DCGで再現し、建築限界測定からひび割れの変状展開図まで、5つの計測内容を1分54秒にまとめています。

| クライアント | 株式会社メトロレールファシリティーズ様 |
|---|---|
| 業種 | 鉄道インフラ・維持管理 |
| 紹介対象 | 計測サービス「MetroLiDAR」 |
| 制作物 | 展示会用サービス紹介3DCG動画 |
| 尺 | 1分54秒 |
| 使う場面 | 展示会ブースでの上映 |
| 主な支援 | 企画構成/絵コンテ/3DCG制作/テロップ設計/編集 |
鉄道の維持管理に使われる計測サービスは、価値が「結果」のなかにあります。トンネルの断面がどれだけ変形しているか、壁面のどこに浮きやはく離の兆候があるか。そうしたデータが出てきて初めて意味を持つ仕事です。
ところが、計測しているあいだの光景そのものは、見ていても何が起きているのか分かりません。機材を載せた台車が軌道をゆっくり進んでいくだけだからです。写真を並べても、サービスの中身は伝わりません。
さらに今回は展示会での上映が前提でした。ブースの前で立ち止まる時間は短く、周囲の音で説明も聞こえにくい。限られた条件のなかで、何ができるサービスなのかを伝えきる必要がありました。
トンネル、軌道、駅のホーム。映像に出てくる現場はすべて3DCGで構築しています。実在する場所を撮影するのではなく作ってしまうことで、カメラを置ける位置の制約がなくなります。
台車のすぐ後ろから、トンネルの天井側から、軌道の真横から。計測の様子がいちばん分かるアングルを、必要なぶんだけ用意できました。現場では物理的に立てない位置にカメラを置けるのが、この作り方の利点です。

この映像でいちばん力を入れたのは、計測してどういうデータが出てくるのかを画面上に出した点です。建築限界の支障箇所を赤と青のラインで示し、壁面の浮き・はく離はリスクの高さを色分けしたヒートマップで表しました。
台車が走っている絵だけでは「計測しているらしい」で止まってしまいます。そこに結果の画面を重ねることで、このサービスを使うと何が手に入るのかまでが一度に伝わります。

展示会のブースは常に騒がしく、ナレーションはほとんど届きません。それを前提に、各セクションの冒頭で項目名をテロップで明示する構成にしました。
「建築限界測定」「ホーム計測」「内空変位測定」「浮き・はく離のリスク抽出」。画面を見るだけで、いま何の話をしているのかが分かる。途中から見始めた人でも、そのセクションだけで内容を受け取れるようにしています。




| 0:00 – 0:30 | サービス概要。MetroLiDARがどういう計測サービスなのかを提示します |
|---|---|
| 0:30 – 0:55 | 建築限界測定。トンネル内の支障箇所を赤と青のラインで判定します |
| 0:55 – 1:10 | ホーム計測。ホームと車両の隙間、ホーム高さを計測します |
| 1:10 – 1:25 | 内空変位測定。トンネル断面の変形を捉えます |
| 1:25 – 1:40 | 浮き・はく離のリスク抽出。壁面の状態をヒートマップで示します |
| 1:40 – 1:54 | 展開画像・変状展開図の作成。ひび割れの分布を図面化します |
インフラの計測や点検は、FRIGGが得意とする領域のひとつです。共通しているのは、専門家どうしなら数値で通じる話を、そうでない相手にも伝わる形に置き換える必要があるという点です。
今回は、現場の再現と計測結果の可視化を一つの画面のなかで同時に見せることにしました。何をしていて、その結果どうなるのか。この二つが同時に分かることが、短い時間で理解してもらうための条件だと考えています。
※展示会での反響や効果については、確認でき次第こちらに追記します。
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