富永物産株式会社様のトリローターポンプを紹介する3DCG動画を制作しました。対面営業の場で使うことを前提に、19秒という短い尺のなかで、製品の外観から内部構造、そして液体が送り出される仕組みまでを一息で見せています。

| クライアント | 富永物産株式会社様 |
|---|---|
| 業種 | 産業機械・製品販売 |
| 紹介した製品 | トリローターポンプ |
| 制作物 | 製品構造紹介3DCG動画 |
| 尺 | 19秒 |
| 使う場面 | 対面での営業活動 |
| 主な支援 | 企画構成/絵コンテ/3DCG制作/編集 |
ポンプという製品は、価値のほとんどが内部にあります。外から見えるのは筐体だけで、中でローターがどう噛み合い、どのように液体を送り出しているのかは、カタログの断面図を指しながら説明するしかありません。
営業の現場では、この説明に時間がかかります。相手が機械に詳しい方であれば図面で通じますが、そうでない場合は言葉を重ねるほど話が複雑になっていきます。
ご相談いただいたのは、この説明そのものを映像に置き換えるという課題でした。
対面で見せる映像には、長さの上限があります。相手の目の前で1分の動画を流すと沈黙の時間が生まれますし、逆に短すぎれば肝心の中身を見せる前に終わってしまいます。
今回は19秒に設定しました。外観を回り込み、寄って、断面に切り替わり、液体が流れる。ここまでを一息で見せきる構成です。見終わったあとすぐ会話に戻れる長さを意識しました。

製品の外観と内部を別々のカットで見せると、見る人は頭の中で二つをつなぎ直す作業をすることになります。そこで、カメラを止めずに筐体がそのまま透けて断面になる、という見せ方にしました。
同じ製品の、同じ位置を見続けている。この連続性があるおかげで、外側のどこを見ていたのかを見失わずに、内部の構造へ視線を移すことができます。

ポンプの性能は、液体をどう扱うかに尽きます。ただ、透明な液体を3DCGでそのまま描いても、画面の中では何も起きていないように見えてしまいます。
そこで送り出される液体を水色で着色し、入口から出口への流れを目で追えるようにしました。実際の液体の色ではありませんが、どこから入ってどう運ばれるのかという情報は、こちらの方がはるかに正確に伝わります。




| 0:00 – 0:08 | 外観。オレンジの筐体を回り込みながら、製品の全体像を見せます |
|---|---|
| 0:08 – 0:14 | 寄り。ポンプヘッド部に近づき、構造のディテールを捉えます |
| 0:14 – 0:19 | 断面。筐体が透け、3つのローターと液体の流れが現れます |
19秒という尺は、制作側から見るとかなり厳しい条件です。入れたい情報をすべて入れようとすれば、必ず溢れます。
今回割り切ったのは、スペックの数字を一切出さないことでした。数字はカタログにも資料にも載っています。映像にしかできないのは、形と動きを見せることです。そこに絞ったからこそ、19秒でも伝わる映像になりました。
※公開後の反響や効果については、確認でき次第こちらに追記します。
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