フューチャーアーキテクト株式会社様の金融プラットフォーム「Infini Bank」を紹介する、6分43秒のコンセプトムービーを制作しました。Infini Bankが実装された銀行で働く行員の一日と、従来の銀行員の一日。この二つを並べて見せることで、システムが変えるものを人の生活として描いています。映像はAIと3DCGを組み合わせ、実写のロケ撮影を一切行わずに仕上げました。

| クライアント | フューチャーアーキテクト株式会社様 |
|---|---|
| 業種 | ITコンサルティング/システム開発 |
| 紹介対象 | 金融プラットフォーム「Infini Bank」 |
| 制作物 | コンセプトムービー(AI映像) |
| 尺 | 6分43秒 |
| 主な支援 | 企画構成/絵コンテ/AI映像生成/3DCG制作/編集 |
| 制作手法 | AI映像生成 × 3DCG(ロケ撮影なし) |
金融システムの価値は、導入したあとの日常のなかにあらわれます。手続きが減る、判断が速くなる、人にしかできないことに時間を使えるようになる。ただ、こうした変化は仕様を説明しても伝わりません。実際に働き方がどう変わるのかを、人の生活として見せる必要がありました。
そのためには、行員の一日を追えるだけの長さが要ります。今回の尺は6分43秒。実写で撮影するなら、ロケ地の手配、キャスティング、スタッフの拘束、撮影日数と、費用は一気に膨らみます。フル3DCGで作る場合も、人物の芝居が中心になる以上、工数は同じように積み上がります。
「この長さを、現実的な予算で」。この条件をどう成立させるかが、プロジェクトの出発点でした。
オフィス、窓口、会議室、夜の帰り道、田園風景、住宅。この映像に出てくる場所は、すべてAIで生成しています。実写であれば撮影許可と移動だけで数日かかる場所も、カットごとに作り分けることができました。
ロケ撮影がゼロということは、天候にも時間帯にも左右されないということでもあります。夕方の田んぼ、夜の帰り道、朝のオフィス。それぞれをいちばん良い光の状態で押さえられるのは、この作り方ならではです。

この映像の軸は対比です。書類に追われ、残業で疲れきった行員の姿。その隣に、家族と過ごす時間を取り戻した姿を置く。「業務が効率化されます」と言葉で説明する代わりに、二つの生活そのものを並べました。
対比を効かせるため、構図と色の設計を揃えています。従来側は寒色寄りで画面を締め、Infini Bank側は光を多く取り込む。見る人が理屈で理解するより先に、印象として差を受け取れる状態をつくりました。

AIで生成した映像は、放っておくと「AIで作った絵」に見えてしまいます。今回目指したのはその逆で、見ている人がAIであることを意識しない状態でした。
人物の表情、オフィスの雑然とした感じ、手元の書類の質感。生成したカットをそのまま使うのではなく、選別と調整を重ねています。金融機関の信頼性を伝える映像で、絵が浮いてしまっては意味がないからです。

AIで長尺を作るときにもっとも難しいのは、一貫性です。カットごとに人物の顔が変わる、部屋の構造が変わる、時間帯が合わない。短い映像なら気づかれませんが、6分を超えると必ず破綻します。
FRIGGはテレビアニメの制作を手がけてきた会社です。絵コンテでカットを設計し、尺を秒単位で管理し、一本の映像として組み上げる。この工程をそのままAI映像に適用しました。使っている道具は新しくても、作り方そのものはアニメ制作の積み重ねの上にあります。6分43秒を一本の流れとして成立させられた理由は、ここにあります。






| 前半 | いまの街の姿から、Infini Bankが支える未来の街並みへと視点を移します |
|---|---|
| 中盤 | 銀行員の一日を追います。窓口業務、契約手続き、情報収集と会議 |
| 後半 | 働き方の変化を対比で描きます。疲弊する日常と、取り戻した家族との時間 |
| 終盤 | Infini Bankの機能とサービスのつながりを示し、未来の街の俯瞰で締めくくります |
AIを使えば安くなる、という話はそれほど単純ではありません。生成したカットをただ並べても映像にはならず、どこを人の手で詰めるかの判断が、そのまま品質になって出ます。
今回は、アニメ制作で積み重ねてきたカット設計と尺管理をそのまま持ち込むことで、6分43秒という長さを一本の流れにまとめることができました。AIは新しい道具ですが、映像をつくる手順そのものは変わらない。そう確かめられた案件でもあります。
※公開後の反響や効果については、確認でき次第こちらに追記します。
長い尺の映像を、現実的な予算で作りたい方へ
「実写だと予算が合わない」「でも尺は必要」というご相談に、FRIGGはAIと3DCGの組み合わせでお応えしています。企画段階からのご相談も歓迎です。
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